
高精度な計測技術で、信頼を築く。事業の柱となる、確かな技術を極める
テクニカルサポート事業部 係長
2010年入社
H.Kさん
金剛事業所の特徴や強みについて教えてください。
主に4つあります。1つ目は、NTNの生産現場、品質保証部門、生産技術部門との強固なつながりです。2つ目は、長年NTN金剛製作所の計測機器管理担当として、測定機器類の校正・検定業務と修理業務の両方を担えることです。3つ目は、品質不具合発生時のフォロー体制が組織的に構築されていることです。4つ目は、所内の風通しが良く、誰でも気軽に相談できる仕事がしやすい雰囲気があることです。
計測機器、ゲージ類の検定業務において特に重視している点を教えてください。
あらさ測定器、真円度測定器、輪郭形状測定器などの大型装置の保守管理から、ダイヤルゲージ、ブロックゲージ、ノギス、マイクロメーターといったスモールツールの検定校正まで、幅広く管理しています。これら全ての業務においてスムーズで高精度な検定を実施するため、教育や多能工化を計画的に進めています。

品質保証の係長として、日々どのような点に注力されていますか。
まず全員の安全を最優先としています。その上で、品質の不具合なく、各個人が適正な日々のアウトプットを出せるよう、一人一人に的確な業務指示を出すことに注力しています。また、納期にも十分注意しながらフォローを行っています。
高精度な計測技術を維持・向上させるためにどのような取り組みを行っていますか。
計測機器全般に対して、慎重かつ丁寧な取り扱いを指導しています。また、同じ人が同じ仕事を続けるのではなく、定期的な業務ローテーションを計画的に実施し、全員が切磋琢磨しながらスキルレベルを向上できる環境を整えています。
お客様からの信頼を獲得するために、特に意識されていることは何ですか。
品質保証部門として、高品質なサービスの提供を第一に考えています。その上で、何事に対してもスピード感を持って対応することを重視しています。お客様の想定を一歩二歩先行く対応をすることで、お客様からの満足と信頼を得られると考えています。
計測・検定業務の将来性についてどのようにお考えですか。
まだ広く知られていない分野ですが、十分な将来性と可能性を秘めています。特に他の事業所にはない独自の技術を活かせる業務に積極的に取り組み、「金剛事業所に任せておけば安心」と言われる職場・組織作りを目指しています。
後進の育成や技術の伝承についてどのような取り組みをされていますか。
具体例として、すきま測定器のオーバーホールがあります。これまでメーカーに依頼していた作業を自社で行えるよう、担当者を半年間、週1回協力会社に派遣し、実務者から直接指導を受けて技能を習得しました。今後も同様の取り組みを他の測定器にも展開していく予定です。
特に印象に残っている案件について教えてください。
特定ユーザー向けのランク振り分け装置に関する案件です。測定器の開発から、実際のランク分け測定実務、製品管理、人員管理、外観検査まで、開発から出荷検査までの全工程に携われました。現在も量産で使用されている製品です。
今後、さらに強化していきたい技術分野や事業領域はありますか。
測定に関する業務には、まだまだ伸びしろがあると考えています。特に設備保全業務やオーバーホール業務に注力していきたいと考えています。技能伝承の機会や講習会への積極的な参加を通じて、個々のスキルアップを図っていきます。
技術者を目指す方々へメッセージをお願いします。
計測機器管理の分野では、1-2年という短期ではなく、中長期的な視点で作業者の育成を行っています。技術の習得には時間がかかりますが、粘り強くコツコツと取り組める方のご応募をお待ちしております。

1日のスケジュール
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07:35
前日の日報入力、勤怠入力
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08:00
始業
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08:00
ラジオ体操、朝礼
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08:15
メール対応
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09:00
現場対応
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11:00
メンバーの業務進捗確認及びフォロー
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11:50
休憩
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12:35
現場対応
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15:00
メール対応
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15:30
メンバーの業務進捗確認及びフォロー
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16:00
当日の業績確認、まとめ
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16:25
終業